i-Sentraは、SDGs目標11「持続可能な都市とコミュニティの実現」の達成に向け、東ジャワ州ケマントレン村において複数のインフラ整備事業を実施しています。本プロジェクトは、交通アクセスの改善、地域の文化遺産の保全、そして安全な水へのアクセス向上を主な目的としています。
ケマントレン村には、村の創設者であり高名な宗教指導者として知られるシェイク・マウラナの墓所があり、地域住民にとって精神的・文化的に極めて重要な場所となっています。この墓所は、宗教的学習会をはじめとする地域の集まりの場としても利用されており、コミュニティの中心的な役割を担っています。
しかしながら、これまで同墓所へのアクセスは限定的であり、狭く未舗装でぬかるみやすい道路しか整備されていなかったため、安全に訪れることが困難な状況にありました。こうした課題を受け、i-Sentraは新たなアクセス道路の整備を支援し、墓所への往来を大きく改善しました。さらに、施設の改修および拡張にも追加投資を行い、複数の新たな設備を整備しました。これにより、文化的・宗教的拠点としての機能を維持しつつ、将来世代にわたって活用できる基盤が整えられました。
また本プロジェクトでは、安全な水へのアクセス改善にも重点が置かれています。ラモンガン地域の多くの地域と同様に、ケマントレン村では地下水が塩分を含む、あるいは汚染されているため利用が難しく、住民は雨水の貯留や外部からの水の購入に依存してきました。こうした状況は、特に乾季において深刻化し、生活や衛生環境、健康に影響を及ぼしていました。
この課題に対応するため、i-Sentraは深井戸および2基の貯水施設の整備を行いました。そのうちの1基は、十分に機能していなかった既存井戸を改修・再整備したもので、これまで特に水へのアクセスが限られていた村の南部地域の住民を支えるものとなっています。
本取り組みにより、400人以上、100世帯以上の住民が安定した安全な飲料水を利用できるようになり、地域の生活環境は大きく改善されました。さらに、本プロジェクトは将来世代にわたる持続可能な水供給基盤の確立にも寄与するものです。